1975-12-10 第76回国会 衆議院 法務委員会 第6号
保護司各位に伺いますと、やはり成人よりは少年の方がむずかしい、ことに少年院を退院した者が一番むずかしいというようなことをよく言われております。
保護司各位に伺いますと、やはり成人よりは少年の方がむずかしい、ことに少年院を退院した者が一番むずかしいというようなことをよく言われております。
御承知のように、保護司は民間人でございまして、わが国の更生保護制度が前から官民一体といいますか、官側と民間の協力で行われるという、世界に無比のようでございますが、そこで五万人近くの保護司各位に御協力いただいているわけでございます。
御承知のように保護司法で、保護司各位には給与を支給しない、しかしながら予算の範囲内で、その職務を行うために要する費用の全部または一部を支給しなければならないと、こうなっておるわけでございます。この実費弁償につきまして、毎年鋭意努力をいたしているわけでございます。
しかし、そのために少年が完全に更生しないということはまことに遺憾でございますので、それに対してわれわれの方としましてはできるだけそういうことのないように、保護司さんには従来から研修会を実施いたしておりますし、また、保護司各位同士が御自分たちでそういうケースをいろいろ持ち寄って御研究になっておられます。
五万人の保護司各位の中で約一割の欠員がございますが、こういう方につきましては、できるだけ若い方を獲得したいということで努力しているわけでございます。
大蔵当局はこの点において最近すこぶる啓発されるところがございまして、ことに全国の保護司各位の活動、保護司大会の非常な盛況と熱意のある状況を見ております私から、直接大臣にもこのことを伝えましたが、私は事務次官にこの話をいたしまして、昨年は私が裁判所関係の調停に関して大蔵当局に説明をしました結果、調停の方面の人に対しては政府から予算を支出いたすことになりましたが、その事実と相対応しまして、今年は保護司の